結婚相手の素性調査は必要?
昨今はマッチングアプリやネット募集する婚活パーティー、SNSなどを通じたネット上の出会いから結婚するカップルが増えています。
ネットをキッカケの出会いは共通の友人・知人が少なく、相手のことを詳しく知れないことも珍しくありません。
仮に相手が嘘をついていたり秘密をもっていたりした場合でも、結婚してしまえば別れることが困難になります。
不安がある場合は、結婚相手の素性調査をしておくと安心ですよ。
素性調査(結婚調査)の方法
素性調査は結婚調査、身元調査とも呼ばれることがあり、主に探偵へ依頼して隠れて行う方法と、結婚相手に直接問いただす方法があります。
ネット経由の相手であれば、不安に思っていることを証明する目的で前向きに相手が協力してくれることも多いです。
まずは証明できる資料を添えることを含めて、結婚相手に色々と過去のことや現在の環境を聞いてみるとよいでしょう。
素性調査で分かること
探偵へ依頼した場合の素性調査では以下の内容が分かります。
- 本名(偽名を使っていないか)
- 現在の住所
- 実家および親の状況
- 家族構成
- 家系図(先祖の情報)
- 結婚歴
- 勤務先情報
- 勤務先の信用調査(売上・事業規模など)
- 雇用形態
- 概算年収
- 浮気の有無
- 休日の行動パターン
- 仕事帰りの行動パターン
- 問題のある交友関係
- 反社会勢力との関係がないか
- 宗教団体に参加していないか
上記は幅広い調査を依頼した場合の内容で、実際の素性調査は調査範囲・項目を絞り込んで依頼する方法が一般的です。
また、探偵への依頼であれば、可能な範囲でどんなことでも調べてもらえます。
結婚歴や家族構成など、簡単なことを調べるだけでも結婚詐欺ではないことを確認できますよ。
仕事や友人関係、家族のことを話してくれない場合、何かしらの秘密を持っている可能性があります。
不安があれば、結婚前に調査をして安心感を得ておくとよいでしょう。
直接聞ける範囲
家族構成や勤務先のことを聞くのは簡単ですし、結婚が決まったのであれば収入や仕事のビジョンを聞くのも悪いことではありません。
これまで遠慮していたことでも、結婚する話になったのであれば踏み込んだ質問をしてみてください。
ただし、結婚する場合でも「給料明細や源泉徴収票を見せて欲しい」、「戸籍謄本で家族構成を証明して欲しい」といった要求は相手に悪い印象を与えます。
直接のやり取りで行き過ぎた言動をとると、「結婚の目的がお金ではないか?」などと逆に相手に不信感を与えてしまう場合が多いです。
直接聞けることで嘘をついている可能性を感じたら、探偵などのプロへ依頼して結婚相手に内緒で素性調査を行うことをおすすめします。
調査料金の相場
結婚前に相手の素性をしっかり知っておきたいものの、調査費用がネックになって行動に移せない方も多いのではないでしょうか。
現在は探偵などの第三者が不正に住民票・戸籍謄本を取得することを厳しく取り締まりをされているため、探偵などの素性調査は相応の料金がかかります。
偽名や年齢詐称をしていないかを確認する氏名・生年月日の確認だけでも最低10万円が相場。勤務先や家族構成、反社会勢力との関係をチェックする場合は20~50万円が相場です。
また、浮気をしていないかなど、調査員が対象者を尾行して調査をする場合は1時間1~3万円ほどの費用がかかります。
一例として平日に仕事帰りの3時間を5日。週末に8時間の調査を2日依頼した場合は1週間(7日)で31時間の調査が必要。時間単価が2万円だった場合は料金が62万円になります。
決して安くはないですが、結婚してから想定外の事実が発覚して後悔するリスクを軽減できます。
悪質な嘘や偽り、裏切り行為で後悔したくない方や不安要素がある場合は、結婚前にしっかり調査することを検討してみてください。