同棲は、結婚前の不安要素を少なくしてくれるメリットもあります。

結婚前の同棲は一長一短あり!メリット・デメリットを把握して判断すべき

同棲はメリットとデメリットを理解した上で交際相手への不安要素、価値観、お互いの環境を整理して慎重に検討しましょう。同棲→結婚の手順で慎重に行動しても、将来の離婚率が極端に下がるとは限りません。

結婚前に同棲するメリットとデメリット

結婚前の同棲は一長一短がありますが、結婚する時期が明確に決まっているのであれば、入籍する前に同棲をしてみるのも一つの手です。
結婚時期を決めずに同棲をする場合、同棲したまま交際期間だけが長くなってしまう恐れがありますので、パートナーと将来の人生設計をしっかり話し合うようにしましょう。

同棲してから結婚するのと結婚をキッカケに一緒に住むことを比べた場合、どちらが良いと一概に言い切ることはできません。
状況によって変わってきますので、交際相手との関係や年齢、将来のライフプランを考慮して納得のいくまで検討してください。

同棲するメリット・デメリット

結婚前の同棲はあり?メリットデメリットまとめ

結婚前に同棲するメリットは、相手のことを深く知れる点です。
デートや旅行は楽しいけど、一緒に住むとだらしない部分や几帳面すぎる相手のデメリットを知ることができ、結婚相手を間違えたと後悔するリスクを軽減できます。

また、同棲することで絆が深まって早期結婚へ繋がるケースもあります。
このほか年齢や貯金の問題、親の反対などですぐに結婚できないけど、長い時間を一緒に過ごしたい場合は同棲するメリットが大きいです。

お互いが1人暮らしをしているのであれば、シェアハウスのように家賃・光熱費を折半して一緒に住めば双方に金銭的メリットが発生します。
同棲をするカップルは様々な目的がありますので、自分たちの状況が結婚前の同棲に向いているのか考えてみてください。

デメリットは、同棲したことで結婚時期が遅くなるリスクがあること。そして結婚に比べてお互いの決意が低い理由で破局しやすいことです。
結婚できたとしても新婚生活は同棲の延長になるため、結婚をキッカケに同居した夫婦に比べて新婚生活の楽しさが減少してしまいます。

また、後ほど紹介しますが、同棲を経て結婚したとしても将来の離婚リスクがゼロになることはありません。
メリットが少ない状況かつ中途半端な気持ちで同棲するのであれば、思い切って結婚を検討してみてはいかがでしょうか?

子供を授かりたいか否かを確認しよう

結婚前の同棲で注意しないといけないのが、同棲生活に満足して結婚する時期が遅くなってしまうことです。
重要なポイントは子供が欲しいかどうか。子供が欲しいと思っていない人は、同棲している状況から結婚してもメリットが少ないです。

子供が好きで何歳までに子供が欲しいなど、人生プランがしっかりしている場合は同棲を経ても当初の予定通り結婚できる可能性が高いでしょう。
結婚前に同棲する話が出たら、結婚を前提にしている確認だけではなく、結婚する時期や子供のプランまで確認しておくことをおすすめします。

同棲を経てから結婚した場合の離婚率

入籍前の同棲で離婚率は変わる?まずはお試しという意見もある

結婚前に同棲する人は、結婚で失敗したくない思いから慎重に行動している方が多いです。
極端にだらしない、自分勝手、潔癖症、DV、酒癖の悪さ、マザコンなどの問題を知ることができますが、結婚を意識している相手の場合は同棲しても大きな問題に気付きにくいです。

しかし、関係性が悪化する可能性が高まるのは、子供が生まれ子育てという新しい夫婦共同ミッションが発生してからです。
子育てが始まると同棲や夫婦2人での同居では見えない部分が見えてきますし、パートナーへ注いでいた愛情が子供へ向くようになってしまいます。

子育てを筆頭に結婚して夫婦にならないと分からないことがたくさんありますので、結婚を慎重に決めたい理由だけで同棲することのオススメ度は低いです。
ただし、入籍せずに同棲するのは別れた際のリスクが低いので、相手に対しての不安要素が強い場合はまずは同棲から始めてみるとよいでしょう。

「結婚する前は必ず同棲する。」

「新婚生活を楽しくしたいから同棲するなら即結婚。」

このように答えを決めつけるのではなく、交際相手への不安要素やお互いの状況・環境に応じて結婚前に同棲するべきか考えることが大切です。