日本人で結婚式を挙げない人が増えている理由について説明します

離婚率にも変化が~結婚式をやらない理由とは

現在の日本では結婚式はやらないという方が増えていて、その理由は様々です。また、挙式披露宴の有無で離婚率に若干の影響があることも判明しております。この記事では、メリットやデメリットもあわせて解説していきます。

結婚式の必要性とは

そもそも結婚式はなぜ必要なのでしょうか。

  • 親・親族などに感謝するため
  • 親・親族に喜んでもらうため
  • 憧れていたため
  • 自分たちの幸せな姿を見てもらうため
  • けじめをつけるため

上記は一例ですが、人生の大きな節目に感謝の気持ちを伝えることを目的としている方が多いようです。

特に、自分の人生に大きく関わってきた親や親族へ、あなた達のお陰で幸せになれましたという想いを伝えることが大きな目的になっています。

では、結婚式を挙げないという方たちの理由について見ていきましょう。

やらない人の理由とは

金銭面だけじゃない?挙式披露宴をしない理由

自分たちの幸せを報告・感謝の気持ちを伝えるための結婚式をなぜ、やらない人が増えているのでしょうか。

それには主に、以下のような理由が挙げられています。

  • 金銭的な問題
  • 大勢の前で挨拶をするのが恥ずかしい
  • 授かり結婚などの身体的な理由がある
  • コロナ禍によってなかなか人が集まらない

結婚式では平均300万円以上の費用が必要となります。

さらに、招待客一人あたりの費用も、年々増加傾向にあるようです。
年収に近い費用がかかるため、負担が大きいと感じるカップルも多くいます。

他にも、みんなの前で結婚を誓うのが恥ずかしいという意見や、授かり結婚などの身体的な理由、コロナ禍によって参加できる人が減ったなどの理由も挙げられています。

結婚式をしないからといって、周囲へ感謝の気持を伝える気が無いというわけではありません。
挙式披露宴をしないかわりに、周囲へ感謝の気持ちや結婚に対する覚悟を示せれば、自分たちの望むスタイルを選択するのもいいでしょう。

メリット

結婚式をしないメリットは、主に以下のとおりです。

  1. お金がかからない
  2. 面倒な手間がかからない
  3. トラブルが少ない
  4. 周囲へ負担をかけない

結婚式をしないことの大きなメリットが、金銭面です。

結婚式をするためには数百万円必要で、その分を旅行や家財などに費やせるというメリットがあります。
貯金にも回せますし、これからの夫婦生活を豊かにするために使うほうが良いという意見も。

また、結婚式にかかる手間や時間が節約できるため、その分仕事や夫婦の時間にエネルギーを費やせます。

さらに「私結婚式に呼ばれなかった」「ドタキャンしちゃった」などで、結婚式後に友人関係に傷が入るケースも珍しくはありません。
このような人間トラブルが起こらないのもメリットです。

招待された人たちは祝儀や衣類の準備など、想定外の出費がかかりますが、結婚式を挙げなければ負担をかけなくて済みます。

デメリット

結婚式をやらないことで生じるデメリットは主に以下のとおりです。

  1. 個別で結婚報告をしなければいけない
  2. 結婚した実感がわかない
  3. 出費が結婚式をする場合よりも増える可能性

結婚式を行わない場合、個別で友人や職場へ報告する必要があります。
個別でアポを取って手土産を用意するのは、想像以上に手間と時間がかかるのです。

また、結婚式を挙げることでけじめがついて、夫婦になる覚悟ができるという意見が多数。
人生における通過儀礼が無いことで、実感ができないと感じる可能性もあります。

そして、個別で訪問するための交通費や手土産、結婚祝いに対するお礼の品などが必要になるため、想定外の出費になる可能性も大。

結婚式を挙げないことで、このようなデメリットが生じるのです。

挙式披露宴をやらない人の離婚率

結婚式を挙げないカップルは実際に離婚率が高いデータもある

結婚生活が3年以上の夫婦の約60%が挙式披露宴をおこなっていることに対して、離婚に至ったカップルの結婚式実施率は約40%という情報が公開されています。

結婚式の有無で離婚率に変化があるかどうかについては、様々なメディアが調査しています。
そしてそのほとんどが「挙式披露宴をすると離婚率が低くなる」という結果でした。

「結婚式を挙げてみんなにお祝いしてもらった手前、離婚はできない」という歯止めになることもあるようです。

そしてはじめは結婚式をやる気になれなかったカップルでも、終えたあとに「やってよかった」という喜びの声も多々ありました。

結婚式をやろうか迷っている方はまずは相談へ

結婚式の有無は、夫婦でよく話し合って決めること。
最終的な決断はしっかりと二人で話し合って、自分たちに合った形式で結婚を報告するのが大切です。

もし、結婚式をやろうか迷っていてなかなか決定ができない方はぜひ一度、結婚式相談カウンターなどに相談してみるのがおすすめです。